現在の赤村役場がある付近はまだ造成中です。油須原線の路盤は田川線に近づいたところで切れているようです。現在この区間は赤村トロッコ油須原線として610mmの観光トロッコが走っています。
野原越トンネルは途中でカーブして、進行方向が90度変ります。赤村トロッコでは大任側の坑口が見える部分まで進みます。現在、大任側の坑口へは獣道のような所を進んでいかなければなりません。上部を通る道路の脇からフェンス越しに覗き込むことも可能です。トンネルの大任側には第五上今任凾きょがあります。
南北に縦長の画像なので分割してます。左の写真の★マークと右の写真の★マークは同じ位置です。左の写真、丸1の部分が現在T字路になっている場所と思われます。丸1から★の間は付近にグラウンドがあります。この間には第四上今任凾きょ、第三上今任凾きょ、第二上今任凾きょが眠っています。
こちらも分割しています。左の★と右の★が同位置です。勾配になってるせいもあるでしょうが、油須原線の方が立派に見えますね。添田線が貧弱に見えます。現在この部分は双方とも道路になっています。
最も有名なポイント。福田側の盛土は画像からもわかるように結構高いです。崩される前に盛土の上を通ったことがありますが、かなり高度があって法面勾配もきつかったように思います。現在、盛土は崩されて道路になり、橋りょうだけが残っています。
ここも現在は道路になってます。左端の福田トンネルはまだ残っています。日中でもあまり日が当たらない目立たない所にあります。
今は福田トンネルの川崎側は埋められています。トンネル内には立派なPC枕木+レール、謎の橋マクラギ部分が今も残っています。ここの中のでは時間が止まったままです。
古河鉱業大峰炭鉱跡には今はなきホッパーがあります。その背後の3基の構造物は健在です。左端に見える白い塊は油須原線用のPCマクラギでしょうか。
油須原線のルートは既存の日田彦山線貨物支線「豊前川崎〜第二大任」間(1970年廃止)を転用し、第二大任から延伸する形で福田・大任方面へ進んでいたようです。