1日目、まずは豊後森にある機関庫に集合しました。宮原線は1つ隣の恵良駅から分岐していましたが、列車は豊後森駅まで来ていました。ここには宮原線を走っていた蒸気機関車も所属していたようです。また、数年前までは同じく宮原線でも活躍したというキハ07が留置されていました。今は九州鉄道記念館で静態保存されています。大きく言えば、ここも宮原線の遺構の一つと思えますね。
側面には戦時中にヤラれた傷が生々しく残っていました。
向こう2つはあとから増築したようで屋根の高さが違います。
詰所のような部屋には工具置場がありました。パッと見、光のあたり具合で、まだそこに置いてあるような錯覚に陥ります。
柱に残っていた建物財産標。
ふと見上げると排煙口から空が見えていました。頭上に構えたデジカメの液晶には、あたかも宇宙から見た地球のような画像が映っていました。
建物系の遺構は廃線上の構造物とは違う雰囲気がありますね。
豊後森で機関庫を堪能したあと、車で麻生釣方面へ。車窓には宮原線跡が見える所もあり、キョロキョロして運転どころではありませんでした(笑)
麻生釣駅跡近くの国道沿いで昼食。美味しい蕎麦を食べました。その後、麻生釣駅跡へ。
しかし、深い藪に覆われており探索は難航を極めました。駅舎の場所もわからず、あっちゃこっちゃしながら、なんとか藪の中にホームを見つけました。写真の中央奥にあります。
すこし離れた所にもホームがありました。矢印部分は階段状になっており、先端部分だったことがわかる。たぶんこちらは貨物ホーム跡では?という推測。まわりには何も無く、なぜこんな所に駅が?と思ってしまいました。その後、北里の木魂館へ移動し一段落したところで、北里〜肥後小国間のウォーキングがスタートしました。