久大本線の恵良駅から肥後小国駅までを結んでいた全長26.6kmの路線。1937年6月27日に恵良駅〜町田駅〜宝泉寺駅が開業。太平洋戦争の影響で不要不急路線となり1943年9月1日から戦後の1948年3月31日まで休止線扱いとなった。金属を提供するためにレールは剥がされたらしい。また、肥後小国駅への延伸工事も中止された。その後、1948年4月1日から営業が再開された。1954年3月15日、宝泉寺駅〜麻生釣駅〜北里駅〜肥後小国駅間が延伸開業。1968年、全線開業してまだ14年しか経っていないが、国鉄諮問委員会より出された「赤字83線」に含まれる。1981年、第1次廃止対象特定地方交通線となり、1984年11月30日限りで廃止された。
宮原線は改正鉄道敷設法別表 九州ノ部 113号の「佐賀縣佐賀ヨリ福岡縣矢部川、熊本縣隈府ヲ經テ肥後大津ニ至ル鐵道及隈府ヨリ分岐シテ大分縣森附近ニ至ル鐵道」の一部となっている。開通部分の宝泉寺駅〜肥後小国駅間は地形の関係で蛇行した状態で敷設され、当時の技術者の苦労がうかがえる。隈府は菊池付近で、肥後小国駅からはここをめざして工事が行われていた。しかし、肥後小国駅の先の僅かな部分のみ工事されただけだった。山岳地帯を通るため難工事となっていたことは想像に難くない。
2003年11月23日に熊本県小国町に残る宮原線(恵良〜肥後小国)跡の一部を使った、「旧国鉄線宮原線廃線蹟を歩く」というウォーキングイベントが行われました。旧国鉄宮原線跡地・・・
1日目、まずは豊後森にある機関庫に集合しました。宮原線は1つ隣の恵良駅から分岐していましたが、列車は豊後森駅まで来ていました。ここには宮原線を走っていた蒸気機関車も所属・・・
2日目は今回の目玉、北里〜麻生釣間の探索です。この区間は多くの遺構が残っているようなので、かなり楽しめそうです。しかし、事前に旧国鉄宮原線跡地再活用検討委員会の・・・
天気が良かったので宇佐〜玖珠〜小国〜日田と走らせました。途中、豊州鉄道跡や豊後森のラウンドハウスを遠目に見つつ、車はそのまま国道387号線を小国方面へ。途中、久大本線・・・
2006年5月、大分の友人の結構披露宴に出席しました。翌日、そのまま大分道で福岡まで帰るのはもったいなかったので、とりあえず下道で帰ってました。水分峠でソフトクリームを舐めつつ・・・
3月11日に北里-肥後小国間のMTBコースを訪走した際、宮原線の全区間の歴史と現状調査を実施した。その際、麻生釣駅跡とそれより宝泉寺駅までの軌道敷き跡・・・